死者の日のお祭り★在スペイン·メキシカン·ハウス
マドリードの巷はハロウィンの装いです。店先のショーウィンドウやレストランに、モンスターや蜘蛛の巣など、ハロウィン定番の飾り付けを見かけるようになってます。
少し前までのスペインは、仮装して楽しむアメリカ風ハロウィンが、今ほどなかったような気がするけれど、最近スペインでも何かと話題になっているので、スペインのハロウィンを探しにマドリードをお散歩です。
死者の日の祭壇とは?
マヨール広場で見つけたハロウィン
何気なくマヨール広場付近やマラサニャ地区をぶらぶらしてると、南米人のお友達からのチャット「今、メキシカンハウスで死者の日の祭壇が見られるよ♪」とのこと。
何だろう死者の日の祭壇って? とりあえずオススメされたので行ってみることに。
何だろう死者の日の祭壇って? とりあえずオススメされたので行ってみることに。
カラフルに飾られたマドリードのメキシコの家
Día de Muertos - La Casa de México, Madrid
マドリードのメキシカン·ハウス la Casa de México に近づくとびっくり!黄色、赤、紫の花、そして骸骨が建物のあちらこちらに飾られ何ともカラフル♪
子どもの頃から骸骨といえばお化け屋敷=怖い館とイメージがなぜがある私ですが、このメキシコの家は明るく陽気なイメージです。
死者の日を祝うメキシコの家の外観
骸骨とオレンジのお花の飾り
美しい巨大な骸骨の「死者の祭壇」
Día de Muertos, Casa de México en Madrid
メキシカン·ハウスへ入館すると、目の前にドッカン!高さ3メートルくらいはある巨大な骸骨と、正面玄関の吹き抜けの階段を利用して飾られた祭壇が祀ってあるのが目に飛び込んできました。
祭壇にはは骸骨やお人形、大きな丸いパン、トウモロコシや豆類、果物に野菜、メキシコ伝統リキュールのテキーラもお供えされていました。当たり前ですが、全てメキシコの伝統や伝説に由来するものばかりです。
死者の日の祭壇のお供えもの
トウモロコシのお供え物
メキシコの死者の日を学んでみる
民族衣装をまとった係りの方が死者の日について説明
美しい民族衣装を身に纏った係の方が、見学に来ていた方達に「死者の日 Día de Muertos」 について説明していました。
メキシコの死者の日は、
11月1日が子供の死者の魂を迎える日。
11月2日が大人の死者の魂を迎える日。
死者と生前のように楽しく過ごせる特別な日で、家族や友人との絆を深める大事なお祭りなのだそう。ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
この祭壇は《オフレンダ Ofrenda》といい、死者の日のお祭りのために捧げ物をします。ちょっぴり日本のお盆に似ているような気もしますね。
可愛くデコレーションされたガイコツのお供え物
お砂糖でできた骸骨、死者のパン、亡くなった方の写真、亡くなった方の好きだったものを飾る風習があるそうで、黄色いお花でいっぱいの豪華な祭壇です。
芸術的で美しい骸骨の姿をした女性♪
美しいガイコツの女性
祭壇に見惚れていたら、黒い影を後ろに感じてふと振り返ると、何と、今まで見たこともないような、美しい骸骨の女性が立ってました。正確には死者の日のお祭りのために骸骨メイクをして黒い衣装を着ていた女性です。
本物のメキシカンのオフレンダに骸骨姿の女性。紫のベールに生花があしらわれた髪飾り、メイクの完成度はまさに芸術的! カメラマンさんと一緒だったので、何かのイベントか雑誌の撮影用だったのかもしれないけれど、その美しさにうっとりです♪
Día de Muertos, Casa de México en Madrid
聞けば、死者の日に骸骨メイクをするのも現地では定番なんだそう。見れば見るほど美しい骸骨の女性。私にとっては異文化を感じるエキゾチックで、何とも嬉しい偶然でした。
マドリードのメキシコの家情報
La Casa de México, Madrid
この祭壇が祀られていたメキシカン·ハウス La Casa de Méxicoは、20世紀初めに建てられたチャンベリ地区の豪邸を改装したもので、メキシコに関する文化や歴史などを伝える交流の場を目的として開館されたそうです。
メキシコ美術品の展示、メキシコ装飾品の販売、メキシコ映画の上映、メキシコ料理店、メキシコ関係イベント会場などなど、メキシコ尽くしになるそうです!
まだまだ開館したてで、真っ白な壁と新しい匂いがプンプン!マドリードにいながら本格的なメキシコ文化が体験できそうな、今後楽しみな場所です♪
La Casa de México en España
在スペイン·メキシカン·ハウス
http://casademexico.es/
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