アンチョビの聖地サントーニャのアンチョビ祭り
北スペインのカンタブリアにある小さな漁師町 サントーニャ Santoña。世界のグルメが認める高級アンチョビ(カタクチイワシ)が獲れる《アンチョビの聖地》とも言えるサントーニャです。
今がアンチョビ漁の旬。町中が活気付いているこの時期に開催される「アンチョビ祭り」を訪れました♪
サントーニャのアンチョビ祭り開催!
Feria de la Anchoa y la Conserva de Cantabria 2018
アンチョビ祭りの会場
今回で19回目になるというアンチョビ祭り♪
旧市街の中心広場 サン·アントニオ広場 Plaza San Antonio には、大型仮設テントでできたアンチョビ祭り会場が設置されていて、会場周辺は大勢の村民たちで賑わっています。
コフラディアと呼ばれるアンチョビ組合の方達がそれぞれの組合のマントを粋にまとい、お祭りに華やかな雰囲気を添えていて、一気にお祭り気分アップです♪
アンチョビ祭りの会場へいざ!
【アンチョビ祭りの会場はどうなってるの?】
会場内は地元の漁師さんや家族連れ、そしてアンチョビ愛好家の方達で大賑わい♪それぞれ地元で採れた高級マグロことボニートデノルテから小魚の加工品が各ブースに山積みです。
スタイリッシュなパッケージのアンチョア缶づめも
各出展ブースに集まる人びと
人が多くてごった返しているのですが、なんとなく順番を守って各出展ブースに近く村人です。順番はちゃんと守らなくちゃね♪
お店の前で偶然にあった村人たちがハグしたりお喋りしたり。楽しそう!
お目当てのアンチョビ!
嬉しいアンチョビの試食は丸ごと一匹♪
お目当てはやっぱりアンチョビ♪カンタブリアのビスケー湾で獲れる脂ののったアンチョビを塩蔵したフィレテ·デ·アンチョア Filete de Anchoa を一目みようと、いえ、一口味わおうと、会場内をウロウロしてついにお目あたに巡り会いました♪
【アンチョビ·フィレ製造工程】
1. 獲れたての新鮮なアンチョビを塩で洗い塩水に漬ける。2. 塩水からアンチョビを出し、塩をかけ塩漬けにする。
3. 頭をとる。
4. 小樽サイズの容器に入れて熟成させる。(約6ヶ月以上)
5. 熟成させたアンチョビの皮を網で擦り落とす。
6. 内臓と尻尾をハサミで切り取る。
7. 一旦洗い、布に包んで絞って乾かす。
8. 一匹一匹手作業で骨を取り、形を整えて容器に入れる。
9. オリーブオイルなどを加えて栓をして完成。
※製造工程はあくまでも目安です。各メーカーによって塩漬け時間や熟成期間、大きさの選定など工程の違いがあります。
まだまだアンチョビ祭りは続きます
各ブースは地元カンタブリアの加工会社が、美味しそうなアンチョビ Anchoa や ボニート·デ·ノルテ Bonito del Norte など所狭しとディスプレイしています。
そう、まさにここは、ビスケー湾でとれる魚介やアンチョビ·ファンにとって聖地そのものです♪
これまたお目当のブース Nuevo Libe を発見!
ここはサントーニャのお友達がお勧めしてくれたお店。人が凄すぎて近寄れないくらい人集り。タイミングを見計らって前列へ。やっとの思いでアンチョビ試食に成功です♪次から次へと出てくる試食品。すごい太っ腹!
マドリッドではあまり見かけない魚の加工缶詰もあったので幾つかお土産にゲットです。各ブースは直売もしてて値段も地元価格。試食でお気に入りを見つけたら、その場で購入もできます。
お祭り会場でみつけました!
巨大なアンチョビ缶づめ!
会場入口には、どど〜んと巨大な金色のアンチョビ缶詰の飾り!よく見ると、缶詰は鍵みたいなのでクルクルと巻き開けるタイプのもの。
日本ではコンビーフ缶がそうだったはず。子供の頃、きれいに缶詰を巻き開けるのが好きだったなっと、ふと思い出させてくれました。魚加工産業の港町のお祭り、いい味出してるわ〜♪
アンチョビ大使の元バスケットボール選手のロメイ氏
元プロ·バスケット·ボール選手のロメイ氏を発見!背が高〜い♪お魚よく食べて骨が強くなって背が高くなったのかなぁ。とか余計なこと考えながらミーハー気分で思わず、パチリっ、写真撮っちゃいました。
*追記 5月3日:後で聞いたのですが、ロメイ選手は今年のアンチョビ大使だそう♪
*追記 5月3日:後で聞いたのですが、ロメイ選手は今年のアンチョビ大使だそう♪
コフラディアのマントを粋にまとったセニョールたち
独特のコフラディアのマント
それぞれ組合毎にデザインも色も違い素敵です
ボルドーカラーのコフラディアマントも
コフラディア(同業組合)のマントを粋に身に付けたセニョールもあちらこちに。地元の人たちが地元産業を盛り上げるべく、楽しくお祭りに参加していました。
アンチョア祭りのイベント内容
写真左下:アンチョビ一匹一匹
手作業でていねいに骨抜き加工する様子
【開催5日間のイベント】
◎アンチョビ料理教室◎アンチョビと他の魚の加工方法の紹介
◎アンチョビの試食
◎アンチョビを使ったピンチョスコンクール
★アンチョビ共同組合 Cofradia de la anchoa 主催のピンチョスコンクールに出展されたピンチョス一覧はこちら。
さいごに
お祭りのイベント·プログラムも盛りだくさん!サントーニャで開催されさたこのお祭り、アンチョビやその他のカンタブリア産の魚を知ることのできる絶好の機会です。
派手すぎないイベントで魚を愛する漁師町らしい素敵なお祭りは、魚好きにはたまらないお祭りです♪
サントーニャ情報とアクセス
【サントーニャ情報と観光サイト】www.turismosantona.es
www.turismodecantabria.com
www.santoña.es
www.cofradiadelaanchoa.com
【サントーニャへの行き方】
サンタンデールから45km
ビルバオから70km
マドリッドから465km
バルセロナから677km
【飛行機】
サンタンデール空港、ビルバオ空港利用
www.aena.es
【鉄道】
サントーニャから9kmに位置するGama駅が最寄駅
www.renfe.com
www.renfe.com/GA/viajeros/feve/mapas/
www.transportedecantabria.es (Tren Feve)
【バス】
Alsa, Palomera2つのバス会社が運行
www.transportedecantabria.es
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